公開日:2022年7月15日

こどもの国の建築〜〜

リード文 短め 

会場風景より

様々な「みる」ことから、人間以外の世界に想いをはせる

絵画、彫刻、手芸、歌、映像など様々なメディアを用い、古来からの習俗や神秘的存在に着想を得る鴻池朋子の個展「みる誕生 鴻池朋子展」が高松市美術館で開催される。会期は2022年7月16日から9月4日。

「生まれたての体で世界と出会う驚き」

今回の展覧会に際し、鴻池は「生まれたての体で世界と出会う驚き」を「みる誕生」と
名付けたという。観客は眼だけではなく、手で看(み)る、鼻で診(み)る、耳で視(み)る、そして引力や呼吸で観(み)ることで、美術館という強固な建築と、そこから疎遠に

なってしまった自然界とに新たな通路を開く。

記者会見の様子

を展覧会のために設置。同所では、ハンセン病患者・回復者が暮らす国立療養所 菊池恵楓園 絵画クラブ「金陽会」の作品や、若林奮の《緑の森の一角獣座 模型》、鴻池の手芸作品《物語るテーブルランナー》などが展示される。

永田晶子

永田晶子

ながた・あきこ 美術ライター/ジャーナリスト。1988年毎日新聞入社、大阪社会部、生活報道部副部長などを経て、東京学芸部で美術、建築担当の編集委員を務める。2020年退職し、フリーランスに。雑誌、デジタル媒体、新聞などに寄稿。

Tokyo Art Beat Mail Magazine

アートの最新情報を、毎週お届けします。
登録は無料です。